[中国あるある①] 街中の強烈な社会主義ポスター
だーじゃーはお!
米国のトランプ大統領が来訪真っ只中の北京からお届けします。
世界最強の権力者2人が30分ちょいの距離にいると思うとドキドキですね!!
今回は、ネット上ではあんまり深く掘り下げないほうがいいかもしれない内容に触れます。ブログ閲覧禁止になったら怖いので、、ドキドキ。。
中国で生活していると必ず目にするこの光景、
①
富強 民主 文明 和諧
自由 平等 公平 法治
愛国 敬業 誠心 友善
中国社会主義の核心となる価値観、だそうです。
(漢字から意味は大体推測出来ると思うので日本語訳は割愛)
北京という街自体が、中国の政治の中心地だからということもあり、街中の至る所に「社会主義」や「中国の夢」を強調するポスターが貼られています。
②
8車線以上もある巨大な道路の上の歩道橋にも、
大々的にスローガンが書かれた真っ赤なポスターが貼ってあります。
[ 中国語原文 ]
深入学习贯彻党的十九大精神
奋力夺取新时代中国特色社会主义伟大胜利
[ 日本語訳 ]
第十九回共産党大会の精神を深く学び、徹底的に実行し、
中国の新時代の社会主義の偉大な勝利の奪取に尽力せよ。
③
北京大学と国際寮を繋ぐ歩道橋にもスローガンが掲示されています。
[ 中国語原文 ]
人民有信仰 国家有力量 民族有希望
[ 日本語訳 ]
中国人民には信仰があり、
国家には力がある。
そして、中華民族には希望がある。
④
近所の小学校の前に等間隔で並んでいるポスターです。
深入贯彻 (shen1ru4guan4che4)
党的十九大精神
2枚目のポスターの簡略版。
簡潔に言うと、深く、徹底的に実行せよ!!!
⑤
珍しく、穏やかな色彩のポスターもありました。
近所の現地の方が住む団地です。
[ 中国語原文 ]
祖国山水放歌和谐
[ 日本語訳 ]
祖国の山水は大らかにハーモニーを奏でる
近所で見つけた、
中国社会主義のスローガンが書かれたポスターを5つ紹介しました。
これだけ強烈な色彩とスローガンを掲げたポスターをみると、一種のプロパガンダのように感じてしまうし、社会主義色が根強くて、やっぱり中国って怖いなぁ、、、というイメージを抱いてしまいますが、
実際は、わりと、そんなことはなくて、
普通に暮らしていても、社会主義を掲げる国家に住んでいて生きづらさなどを感じるシーンはほとんどないです。今のところは!
特に、秋のこの時期は、
10月18日から10月24日まで、中国共産党第十九次全国代表大会が北京で開催されたこともあり、派手なセレモニー感覚で、いつも以上に力が入ってたのかな、と。
中国滞在3ヵ月目に入ると、少しずつ慣れが出てきて、
この強烈な社会主義ポスターとスローガンに違和感も抱かなくなって来るのですが、やはりこの光景は中国特有だなと思い、記事にまとめてみました。
でも、日本に置き換えて考えてみると、有り得ない光景ですよね。
もし、日本で街中に、「日本国万歳!」や「日本国民の勝利のために奮闘せよ!!」等のメッセージが書かれた巨大なポスターが張られていたら、国内だけでも大騒ぎになりそうですし、右翼化を危惧した周辺の国々が大々的にマスメディアで報じて国家問題に発展しそうですよね。
でも、中国はそれが許されている。
許されてはいないかもしれないけど、
実際にナショナリズムを加速させかねないようなポスターを大々的に掲示できている。
なんで中国なら大丈夫なんだろう、、、
やっぱり世界での影響力とか権力の格差なのかな、、。
と、未だに疑問は疑問のままです。
以上、中国の街中あるある①でした。
つらつらとまとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。