北京帰りのワセジョ

1年間の中国留学を終えたワセジョが、東京で綴る雑記。

【留学中の病気】中国の薬を飲んだら、一日で風邪が治っちゃった話。

>

だーじゃーはお!

慣れない気候や食事、様々なストレスと環境の変化で留学中は何かと体調を崩しがちですよね。

 

 

 最近の北京は、とにかく寒い!!!
日中でも最高気温が氷点下なのは当たり前、朝晩はマイナス10℃になる日も…
常にスキー場のゲレンデにいるような感覚です。
北京在住の中国人的にはまだまだ寒さの序の口だそうですが( ;∀;)

 

加えて、乾燥がほんっっとにひどい。。
ここ1ヵ月以上雨が降った記憶がないです。
氷点下以下の寒さの割には、ものすごく空気がカラッカラなので雪も降らないので、
夜中の放射冷却で余計に寒さに拍車がかかります。

 


そんな環境で、案の定、体調を崩した私は、
ついに先日ひどい風邪でインターン中に倒れかけて、

初めて中国の病院に駆け込みました。

(いつもギリギリまでねばるか、自力で体調不良を治そうとしてしまうタイプです。。)

 

 珍しく病院に行ったので、
今回は、中国の病院と、留学中の病気対応についてお届けします。

 


 ただでさえ病院が苦手なのに、中国の病院にはなにがなんでも行きたくないと、変な意地を張っていたのですが、予想外の手厚いサポートと優しさに感動しました。笑

 

f:id:ling28china:20171216200507j:plain

 

 

● 手厚すぎる医療サポート!!●

 殆どの日本人留学生が参加している[北京大学日本人留学生会]という組織に、
【北京フラワー医療センター】様が協賛についてくださっていて、日本人学生は手厚いサポートを受けることが出来ます。

 


今回は、寮から一番近い、北京語言大学の医療センターに行ってきました。

 

キャッシュレスで受診が可能で、パスポート保険証さえあれば、かなりスムーズに診察を受けることが出来ます。更に、こちらの病院では、日本語対応可能なスタッフさんが常時滞在していらっしゃるので、中国語力に不安がある方でも心配はいりません。私もほんとに助かりました。。

 


また、書類に必要事項を書き込むと(割と記入量が多い)、
面倒な海外保険会社の手続きを代行してくださります。ありがたい限りです。

 


●突然の採血と見た目が怖いお薬●
 
 診察してくださったのは、仕事出来るオーラが漂う女医さん

何件か質問されて、重い咳が止まらなくなったのと、身体の倦怠感、関節痛があることを伝えたら(日本語堪能なスタッフの方が同伴してくださったのでとてもスムーズ)

 

突然、採血されることになりました。。
中国では普通らしいです。ちっちゃい子も採血してました。

 


注射や採血が死ぬほど苦手なので、

その場から逃げ出したくなる気持ちでいっぱいでした( ;∀;)

 

消毒が終わると、指の先端に、細いガラスの針をブスっと刺して、
そこから出てきた血を採取するという、、なんとも、、簡易的な採血。

 


しかも、当時貧血気味で、血が全然出てこない。涙

 

もう一回ガラス針を刺すか、血を絞る(?)か迫られて、
看護婦さんに必死に血を押し出される始末でした。

 

f:id:ling28china:20171216200937j:plain

 


採血の結果、インフルエンザや気管支炎ではなかったものの、
喉が炎症を起こしていることが判明したのでその分薬が多めに処方されました。

 

< 処方されたお薬 >

・蜜炼川贝枇杷
・阿寄霉素片 
・氨酚伪麻美芬/ 氨麻美敏片

・银翘解毒软胶囊

 

f:id:ling28china:20171216200643j:plain

 全て漢字の分、随分毒々しい、見た目と名前ですね。。

 

どれが効いたのかわかりませんが、
薬を胃に流し込んで、一晩ぐっすり眠ったら、
びっくりするくらい次の日体調が回復していました!

 


谢谢、北京フラワー医療センター様。

 


● 受診の予約はwechatで楽々?! ●


 初めての受診だったので、電話をかけて予約をしたのですが、
なんとwechat(中国版LINE)でも予約が可能。かなり迅速な対応でした。

 

f:id:ling28china:20171216200756p:plain

 

 必要な持ち物や、時間帯の変更、到着してから病院まで案内等、至れり着くせりな対応をしてくださいました。

 

 更に、病院までの交通費を一律200元(3200円)が支給されます。

 北京大学から病院までは往復でも30元くらいなのに... 遠方からでも心配無用

 


● 常備薬の提供 ●
・酔い止め
・ビタミン剤
コンタクトレンズ洗浄液
・整腸剤
・便秘薬
・保湿クリーム
・点眼薬
・湿布  他

 

保険に加入していれば、生活をサポートする常備薬等を提供してくださるみたいです。
日本から持ってきた薬を切らしてしまった場合でも安心ですね。

 

● 中国人が大好きな日本の「神薬」●

 今回,病院で処方されたお薬はほとんどが漢方薬でした。

 

中国や台湾で売られている漢方薬は、体質の調整にとっても役立ちます。

しかし、症状が出た時には、即効性のある日本の医薬品の方が大人気!

 

日本旅行に来ると、家族だけでなく周りの人々に配るために日本のドラッグストアで日本の医薬品を"爆買い"する中国人が多いです。

 

微信(中国版Twitter)上で話題!日本の「神薬」ランキング

1. 新ウナコーワクール(興和
2. キャベジンコーワ興和
3. 大正漢方胃腸薬(大正製薬
4. 口内炎パッチ 大正A(大正製薬
5. ロートリセ(ロート製薬
6. サンテFX参天製薬
7. 新ビオフェルミンS(ビオフェルミン製薬
8. パブロンゴールドA(大正製薬
9. イブA錠(エスエス製薬)
10. 龍角散ダイレクト(龍角散

引用:ttps://forbesjapan.com/articles/detail/13762

 

特に、龍角散ダイレクトは大大大人気で、

中国人にお土産として渡すととっても喜ばれます。笑


● おまけ - 医薬品の中国語 ●

・〇日分の薬が処方されています。
  开了〇天的药。(Kai le 〇 Tian de Yao.)

・錠剤 : 片 pian

・カプセル:粒,胶囊 li, jiao nang

・ゼリー状の薬:膏 gao

・目薬:眼药 yanyao 

・湿布:湿敷 shifu 

 

以上、中国留学中の病院事情でした!

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。