【北京大学DD留学をおススメしない5つの理由】それでも北京大学に留学したい人は…...
ただのドMなのかなって。。思うこの頃です。
とにもかくにも、
来年度の北京DD合格された方おめでとうございます!!
↑ センター試験中にしかみえない期末テスト受験中の様子 ↑
今回は、北京DD留学の一番の難関、
苦行でしかない、期末試験期間の様子をお届けします。
※ ちゃんと最後には北京DD留学をお勧めする理由も書いてあるので、安心(?)してください。笑
【1.年末年始のイベントが全て潰れる】
年末年始の楽しみといえば、華やかなイベントの数々!!
忘年会、クリスマス、年越しカウントダウン、初日の出、初売りセール、、、
今、思い浮かべた沢山のイベントは、、
もれなく、全て潰れます。
心から楽しむ余裕なんてありません。。涙
テストが1月3日から始まることもあり、クリスマスは既にテスト10日前。大晦日に至っては3日前。まさに、テスト直前期。世間様が賑わう年末年始のイベントは全てテスト勉強で容赦なく潰れます。実際に、大晦日も元日も、大学にこもって勉強していました。勉強たのしいいい!!!!
【2. お正月休みがそもそも無い。】
大晦日も、元日も、北京大学に”お休み”なんて概念はありません。
至って通常通りの営業スケジュールです。
初日のテストが終わった後、ふと気づくとまだ1月の3日。
いや、まだ3が日じゃん!!?!ふつうまだ寝ててるわ、なんでこんな勉強してんのあほなの?!と、ふとした瞬間に自分何してるんだろう、と我に返って切なくなることが一日に50回ほどあります。寝たい。
【3. 一生に一度の、成人式に参加できない。】
留学で最も多いのは、大学二年生。
浪人or留年などの事情が無い限り、大学二年生で留学をすると冬休みに成人式が待ち構えています。しかし、中国には成人式はありません。そして、1月上旬は休み期間ではなく、期末テスト期間。今年の成人式当日は、必修の中国政治概論のテストで、どうがんばっても帰国は出来ないので、断念せざるを得ません。。
【4. テスト本番は99.9% 持ち込み不可。辞書の使用も不可。】
留学生にとっての一番の苦しみは恐らくコレ。
ただでさえ、試験が物凄く膨大なのに、ノート等の持ち込みは許可されません。留学生でも辞書すら使わせてもらえない、、、絶望。
北京大学では、一回180分もの長時間授業を、9月から12月末までの4ヵ月間びっちり詰め込んでいるため、試験範囲は驚異的な広さ。試験範囲のまとめですら、A4サイズで150ページ近くある教科も… 加えて、期末期間に最後のレポートを課す教科もあったり… そして、極めつけは、ノート持ち込み不可!!!!
そんな膨大な試験範囲どうやって暗記するの???????そして辞書は使用不可!!!
\(^o^)/オワタwwwww
【 5. 周りの日本人も中国人も全員頭が良すぎる。】
例えるなら、偏差値80超えの特進コースの中で競い合ってる感覚。。。
そもそも、早稲田大学の校内選考の段階で、北京大学という中国の最難関校にDouble Degreeで留学したいという意思を持つ学歴取得を餌に集まったドM意識高いというか、ほんっっとに頭のいい人たちに囲まれてるので、勉強してもしても、安心できません。涙
ていうか、自分では沢山勉強したと思っても、そこがやっとスタート地点だったりする。勉強のプレッシャーが鬼。勿論、中国人はこの時点で既にめちゃくちゃ勉強しているので、更にわけがわからない。
「なぁ、お前、テスト勉強してる?」
「え、ぜんぜん勉強してないわ」
テスト前のお馴染みのやり取りも、形骸化しています。
“ゼンゼンベンキョウシテナイ”
決して、同期のこの言葉を信じてはいけません。
一方で、もし、この言葉の意味が本当だった場合、
それは、学位の取得破棄を意味します。
さようなら今までありがとう。おかえりなさい、じゃぱん。
↑ 22:30閉館時刻の大学教室の様子 ↑
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強烈な勉強ストレスの中では、
人間は本性が出てしまう生き物なのでしょうか。
寮から奇声が聞こえることもしばしば...
テスト期間の過ごし方は人それぞれ。
部屋から一歩も出ずに引きこもっている人、
徹夜明けで目の下のクマがえげつない人、、
珈琲のカフェインを毎日大量に摂取する人、、、等々
とりあえず、みんなやばい。精神状態がやばい。
みんなイラついてるし、ふとした瞬間に泣きそうだし、
テストは全部手書きなので、物凄く手が痛い。。
テスト一教科当たりA4サイズ5枚近くをびっしり手書きで埋めます。
テスト後、筆圧が強すぎてペンだこが腫れました...痛い( ;∀;)
パソコンの検索履歴は、
「受験生 やる気 出し方」
「受験生 テスト勉強」
「徹夜 仮眠 取り方」 で埋まる時も...
中には、自衛隊のメンタル強化方法を調べてる猛者もいました!!笑
それぞれストレス耐性の方法を取り入れてるみたいです。
私は、涙目になりながら死に物狂いで課題レポートを書きつつ暗記して、緊張感でおなかがめちゃくちゃ痛くなったり、緊張で寝られなくて早朝に目が覚めちゃったり、、、ストレス耐性の訓練ですね。
そして、この時期のSNSは最大の敵。
速攻、アンインストールをおススメします。
私は、特にSNSの影響受けやすい人間なので、クリスマス前には全部消しました( ;∀;)
Instagram, Snapchat, Twitter, Facebook等、
クリスマスから成人式にかけては、えげつないほどの大量のキラッキラインスタ映え()投稿があふれるでしょう。クリスマスパーティー、忘年会、からの新年カウントダウン、おせち、初詣、初売り、そして成人式。
日本人って年末年始に、イベントをこれでもかってくらいに詰め込むみたいですね。
北京大学に留学した暁には、もれなく、全て消えます。
それでも、
ここまで読んでも、なお北京大学に留学したい方、
これに耐えられるよっていう強靭なメンタルの持ち主の方、
そして、北京大学DD留学が決まってしまった可哀そうな勇敢な後輩さんへ、
ここから先は、やっと、メリットです!!
この辛さを上回るほどの大きなメリットがこの留学にはあります。
それでなければ、秒で帰国するだろうし、とっくに逃げ出してるはずです。笑
1. 学問を深める面白さ。
北京大学に来て初めて、真剣に学問を学ぼう!という姿勢が身についた気がします。ディスカッションやグループワークや大量のレポート等、日頃から能動的に学ばざるを得ないので、日本の大学に比べると勉強に費やす時間は必然的に増えます。個人差はありますが、私は国際関係学や政治学が学問の中で一番興味がある分野なので、面白いなぁ~と感じる瞬間も度々あります。
2. 中国からみた世界・政治を知る。
中国、というと共産党のほぼ一党独裁体制・社会主義国家、強固な軍事体制等、民主主義国家(と言われている)日本で生きる私達からすると、理解するのが難しい部分も多いのではないでしょうか。
何故、中国がそのような政治体制を導入しているのか、また、これからの世界で中国はどうありたいのか、アメリカ等の強国との関係などなど、中国なりの観点はとても新鮮です。1,300,000,000人以上もの大量の人間を、一つの国家に属する国民としてまとめ上げるにはやはり強靭な力が必要ですし、その為には強固な縦関係の政治体制が築くことも必要なのかもしれない、と、気付くことが出来ました。
3. 日本では学べない分野が学べる。
中国共産党や政治体制をはじめ、共産主義や社会主義などは、日本で深く学ぶことは未だに難しいのではないでしょうか。民主主義国家の課題や、日本の政治体制などについて深く考える機会にもなります。
特に、台湾概論という、日本の統治下から現在の民主化運動に至るまでの歴史や変革を学ぶ授業は、日本では恐らく学ぶことが出来ない内容なので(日台・日中関係の影響)、履修して本当に有意義だと感じました。
台湾というと、"女子旅"や"お手軽なアジア旅行"など、「楽しい観光地」というイメージばかりが先行していますが、38年にもわたる戒厳令や世界での政治的孤立の時期など、壮絶な歴史を歩んできたことは殆ど知られていません。。。
4.中国全土トップの秀才の中で競争出来る。
北京大学は、中国全土の中でも最難関かつ倍率が高いことでも有名な大学。
また、中国の大学受験の際には、二次試験が無いので、高考(GaoKao)と呼ばれる全国統一試験の一発勝負。その限りなく狭い門を潜り抜けて入学した中国人の学生と共に試験に臨むことは、貴重な機会です。
テスト期間だけでなく、普段から図書館にこもって勉強してる中国人の学生を見ていると、将来こんなにも優秀な中国人と社会に出てから付き合うことになるのかぁ、、と危機感にも近い焦燥感を感じます。中国の学生、とにかく学習意欲が凄い。
5.北京DDコミュニティに参加できる。
上の代の北京DDの先輩方は、社会に出てからも多方面で活躍されてる方が多く、実際にお会いして刺激を受けることもしばしば。
同期の留学生も、頭の回転が速かったり、知識量が豊富だったり、学習意欲が高かったり、、、早稲田にこんな人たちがいたんだと驚く程。後れを取らないように、自分ももっと頑張ろう!!と奮い立たせることが出来ます。
また、逆に北京から早稲田に留学に行く学生もいるので、
そういう中国人学生達との交流もあるので、長期的な関係を築くことが出来ます。
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更に、無事に単位を取り終えた暁には、
北京大学の学位も取得できるという、ビッグすぎるプレゼント付き!!笑
早稲田も北京もどっちも学位が欲しい!
という、欲張りな人にお勧めの留学プログラムですね。
そう考えれば、辛くて長いテスト期間も、、
乗り越えられるかも... しれませんね!!残りも頑張りましょう~~
以上、今回も長文読んで頂いてありがとうございました。
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